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アレルギー・アトピーと「冷え」
アレルギー・アトピーの原因
アレルギー疾患が大変増えています。
三歳児の30%がアトピー性皮膚炎にかかっています。
春先のスギ花粉症の時期になると、2000万人以上の方がくしゃみや鼻水、鼻づまりでお困りになります。
また、小児喘息で苦しむ子供も多く、喘息教室や喘息学校などもあるくらいです。

アレルギーに対して現代医学では、その原因物質(アレルゲン)であるハウスダスト、カビ、動物の毛、牛乳・魚などの食物を見つけ出し、そうしたアレルゲンをうすめて作った液をアレルギー患者に定期的に注射して、アレルゲンに対する免疫カをつけて治そうという減感作療法などが行なわれていますが、充分に満足のいく効果が得られていないというのが現状のようです。

よく考えてみると、私達の幼少時には、喘息やアトピー、それに花粉症のような病気は、ほとんどありませんでした。
当時も、スギ花粉は飛んでいただろうし、ハウスダストやカビなどは今よりずっと多く存在していたでしょう。
ということは、アレルゲンはアレルギーの原因ではなく、誘因にすぎないといえるのではないでしょうか?

では、真の原因は何か?ということになりますが、
アレルゲンを吸っても食べても何ともない人はたくさんいるのですから、アレルギーを起こす人の「体質」にこそ、真の原因があるということになるでしょう。

アレルギーの症状は、アレルギー性結膜炎が充血・かゆみ、アレルギー性鼻炎はくしゃみ・鼻水・鼻づまり、喘息は発作的なせき・たん、アトピーは皮膚炎・湿疹などです。

こうした症状に共通するのは、体内に蓄積された「毒素」がアレルギー反応を起こしているという点で、まさしくその「体質」が原因と考えられます。

余分な水分の摂り過ぎもアレルギー反応を起こす
アレルギー症状の事を、漢方では二千年も前に、「水毒症」と定義していました。
体内に余分な水分をためている人が起こす症状という意味です。
水毒症の原因としては、余分な水分を摂りすぎる、または腎臓をはじめ、肺、皮膚など水分を排泄する臓器の働きが悪く、充分な水分の排泄(解毒)ができない、などが考えられます。

子供たちの体温が低下しているということは、15年以上前から指摘されています。
日常的にお子さんの体温を測っても、36.5℃の標準体温を有している子供はほとんどいなくて、36.0℃前後、中には35.2℃くらいしか無い子供もいます。
ある研究報告では36.0℃以下の子供は30%も存在するということです。

体温が低いと、腎臓や肺、皮膚などをはじめ、すべての体内の臓器の働きは低下し、水分代謝や排泄が悪くなることは当然の理です。
こう考えてくると、アレルギーが起こす症状は、アレルゲンの力を借りて、体内の余分な水分(毒素)を捨てて、低下している体温を上昇させようとする反応と考えられます。

今の子供たちは、昔に比べて、戸外での運動が不足しているため、筋肉運動による熱産生が少なくなっています。
コーラ、ジュース、牛乳、南方産のくだもの(パイナツプル、バナナ、ミカン、レモン…)、甘いもの、カレー……など水分を多く含み、体を冷やす食物をとりすぎています。
こうした水毒を作る要因こそ、アレルギーの真の原因であり、アレルギーの症状は、体の冷えと毒素(解毒)に対する警告反応であると同時に、治癒反応ということができるでしょう。

反応を抑えても病気は治らない
現代医学では、喘息発作が起きると気管支拡張剤を用いてその発作を止めようとします。
アレルギー性鼻炎に対しても、抗ヒスタミン剤やステロイドホルモン剤を使って、くしゃみ、鼻水を出す反応自体を止めてしまいます。

アトピー性皮膚炎には、毒素を外に出して病気を治そうとする反応を、皮膚の上からステロイド剤を塗ったり、服用したりして止めてしまいます。

痰を出すためのせきを無理に止めると、肺炎になります。

腸内の老廃物の排泄反応である下痢を止めると、腸内は腐敗して、腸炎はさらに悪化し、解毒臓器である肝臓も傷んでくる場合もあります。

それと同じで、体内から出てくる反応を抑えることは、自然の摂理に反した、天にツバする行為といってよいのです。

結局、現代医学では、アレルギー疾患が治りにくいのです。

アレルギー・アトピーは温めれば好転する
喘息やアトピーの子供が中学や高校、大学に入り、激しいスポーツをやっている間は、症状が治まり、一見治癒したように見えるのに、社会人になり運動不足とストレスに陥り、体が冷えてくると、またぶり返すということがよくあります。
そういうときに、できるかぎりの運動を再開したり、半身浴などをすすめると回復していく例が多々あります。

アレルギーは、体を温めると改善します。
水を冷やすと氷になるように、「冷え」があると物は硬くなります。
アトピーの方の皮膚は硬くザラザラして、汗が出にくい状態になっているので、皮膚を柔らかくするために温めてあげることが大切です。

アトピーの方が、海外に旅行に行ったり、留学したりすると症状が良くなることがあります。
冷房が利かない暑いところで毎日毎日、流れるような汗をかいたら、見違えるような美しい肌になり、帰国されたという方が少なくありません。
これも、日本の空気は湿気が多く、欧米の空気は乾燥しているからだと思われます。

「陰性」には「陽性」を
アトピー・アレルギー症は、「冷えと水毒」の病気です。
体内が冷えていると、老廃物の燃焼が充分にうまく行かないので、残った老廃物が不良水分と一緒にジュクジュクと体外に出てこようとする場合があります。
そのとき太陽に当たると、熱せられて一挙に水と老廃物が外に出てきて、一見すると悪くなったように見えます。
これが「太陽はアトピーの人にはダメ」という迷信ができた理由です。

アトピーの人で、ハワイやサイパンなど南の島に遊びに行き、海水(塩)につかり、太陽を存分に浴びると、うそのように良くなる人がたくさんいます。
最初の2〜3日は、「皮膚に海水がしみる」とか、「太陽光で皮膚が焼けただれる」とおっしゃいますが、三日を過ぎると急速に良くなります。
一時的に皮膚が発赤して熱を持つのは、体内の不良水分と老廃物が皮膚まで出てきて、そこでその老廃物を処理すべく炎症を起こして燃やしている状態と考えてよいでしょう。
アレルギーは、温めてあげることが一番の治療法になります。

太陽光と天然塩という「陽性」を「陰性」の体に補ってあげれば、良くなるのは当然の理といえましょう。

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